松阪牛のあみ焼き@伊勢「かぐら」
今年の夏休みは伊勢に行きました。
伊勢参りをして、松坂牛と伊勢エビを食べようという趣旨で。
松坂牛は初日の夕飯に食べました。
ホテルの周辺は海はとってもきれいなのですが、本当に何も無いところでしたので、ホテルから一時間弱かけて、山を越えて鳥羽を超えて、伊勢まで食べに行きました。
レンタカー屋でたまたまおいしそうな松阪牛のパンフレットを手にしていたので、そこへ行ったのです。

駐車場から山を見ると、山際が火がともっているように明るく灯っていて、祭りか何か京都の大文字焼きのようなものをやっているようでした。
店にはいって、店員さんに早速尋ねてみると、「山火事ですか?」と驚いてしまい、慌てて外を見にいかれました。祭りなどないことは知っていたのでしょう。店員さんは戻ってくるなり、笑いながら、「あれは、お月さんですわ」と言われました。ぼくらは火だと思ったものですから目を丸くして驚きあいました。
「どこからいらしたんですか?」
「東京です」
「この辺りは何もないんですよ。あれがここでは普通です。普通のお月さんです」
なんだかとても素敵な会話でした。
そして、和やかな会話をしながら、通されたのは、完全な和室の個室。
小さな庭があり、床の間までありました。ちゃんと調べたというわけではなかったので、「あたり」なんじゃないかとぼくらは思いました。でも、肉を食べてみないことには分かりません。
ぼくらは「松坂牛ヒレ肉のあみ焼き」をオーダーしました。
岩盤焼きを食べてみたいと思っていたのですが、岩盤焼きではヒレ肉はないとのことで、(岩盤にひっついてしまうんですって)あみ焼きにしました。
ところで、松坂牛っていうのはブランド戦略がとってもうまいですね。フランスの食品ブランド戦略と相当似通ったものを感じます。

制限をすることで、消費を喚起する。
高価で売買されることで、品質は維持、向上され、さらに消費を喚起する。
松阪牛として認められるのはこういう条件があるようです。まったく知識はないですが、調べてまとめてみました。間違っているかもしれません。
- 黒毛和種であること
- 雌牛であること
- 未経産牛であること
- 松阪市を中心とした旧22市町村で肥育されたこと
- 旧松阪肉牛生産者の会会員の元で肥育されたこと
- 松阪牛個体識別管理システムに登録されていること
産地は関係ないんですね。 そう思ったのですが、兵庫県産但馬牛の雌牛を伝統的な方法で肥育したものは、『特産松阪牛』と呼称しているらしいです。ブランド戦略抜かりなしですね。
さて、松坂牛ヒレ肉のあみ焼き。
肉は分厚く切ってあって、まるでステーキです。 レア加減で焼いて、食べました。分厚くても、松阪牛。さしがきれいにはいっているためか、箸で簡単に切ることができます。口に運べば、とろけます。うまい。脂が口腔内の温度でさらに柔らかくなる感覚。最高です。何口食べても、しつこさがありません。
ここは「あたり」でした!
車で来たため、お酒が飲めなかったのが残念ですが、お酒なしで料理を楽しむことなんてめったにないことでしたので、これも新鮮で、まるで子供に戻ったようでした。
松阪牛のヒレ肉のあみ焼き。
御飯、赤出し、サラダ、野菜、漬物、デザート、肉、野菜がついてひとり8,500円。
広い個室なのに、サービス料や席料はとられません。
値段と場所、雰囲気からすれば、はっきりいって安いと感じました。
松坂牛のロースなら、5,250円で同じ内容のものが食べられます。
おいしいお肉は食べたいけど、松阪牛の店は高過ぎるしってだけの理由で敬遠するなら、こちらに行ってみてはいいのではないでしょうか?個室なので、子供連れであっても何の気兼ねも無く楽しめそうです。
松阪肉 すき焼き・あみ焼 「かぐら」
〒516-0028 三重県伊勢市中村町815-1
TEL/FAX 0596-29-1677
営業時間 11時30分〜21時
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