御木本真珠島

二日目は山道を下った海岸沿いにあったお店で、生雲丹とホタテバター焼きを食べました。

お店といったってほとんどのスペースは生け簀で、タイやら伊勢エビやら海の生物たちがすごい密度で泳いだりしていて、まるで水族館のような、市場のような、そんな潮と生臭さのあふれるお店です。生け簀には値札がついていて、生きている魚やらエビやらをその場で買って帰ることもできるようなお店でした。調理場は隅にちょこっとあるだけで、生け簀の魚介類を切ったり炙ったりといった単純な料理にしてその場で食べられるように「も」しているようなお店でした。

お客たちは青空の下で料理を食べます。きれいとか落ち着いたとかとかいう言葉が似合わない「豪快」なお店でした。

雲丹は季節じゃないからか、あまりにダイナミックで清潔感を感じなかったからか、耳をこらすのではなく、舌をこらしてみると雲丹の味がするね!程度の味でした。

しかし、ホタテのバター焼きは素晴らしかった。

ホタテのバター焼き
貝殻ごとたっぷりバターをのせて焼かれたもので、海を濃縮したような風味をさらに炙ったような濃厚な味。ひもつきなので苦みもしっかりするんだけれども、ホタテの貝柱から甘みがにじみ出て来てしっかり和合する。これは本当においしかったです。きれいとか丁寧とかとは無縁な、海の塩分と醤油とバターだけという単純な味つけだから生まれる自然の複雑な味。ある意味とっても贅沢ですね。それが貝2つで600円。お安いです。

さて、その後は車で2、30分一般道をまっすぐ走って鳥羽に行き、御木本真珠島に行きました。

真珠島では、

海女さんの実演を観て、

御木本真珠島の海女の実演

一応、プライバシーに配慮して、お顔にはモザイクをかけましたが、18歳の子もいたりで、計3人の海女さんがいたのですが、皆若かったですね。アルバイトなんでしょうか?しかし、海の底まで6メートルほどあると言っていたので、素人が潜って貝を確実に採ってこられるとも思えません。体育大学水泳部のアルバイトだろうと推測したのですがどうなんでしょうか?

それから、お腹が空いたので、真珠島内にあるレストラン阿波幸に行きました。このレストランの名前は御木本幸吉の生家のうどん家に由来しているそうです。だったら、うどんを食べなきゃなとぼくは伊勢うどんのはいったセットを頼みました。一度くらいは伊勢うどんを食べたいなと思っていたのですが、あまりうどんを真剣に食べる習慣もないものですから、有名店を探したりしてまで食べたいとも思っていなかったので、てっとりばやくて良かったという理由もありました。

これが想像以上においしかった。だいたい、テーマパークやら観光地のレストランなんておいしい試しがないんですが、このうどんはおいしかったです。

伊勢うどん

(写真の一部をアップにしたものなので、写真がきれいじゃないのはお許しを。)

伊勢うどんは、太い麺に黒いだしが特徴です。ふつう、うどんは十分も茹でないものだと思うのですが、この伊勢うどんというやつはお米を炊くように40分50分と茹でるそうです。

これがおいしい。まるでお餅を食べているような感覚でした。

ちなみに写真左上に移っている貝殻はアコヤ貝で(写真では分からないですが、内側はすごくきれいでした)、その中に盛られているのはアコヤ貝の身だそうです。真珠養殖に使った貝の中身を再利用しているんですって。エコですね。

wikipediaを帰ってから見るとこんな記述がありました。

幸吉は同年9月11日に貝の養殖を開始したが、真珠を生まない限り商品としての価値が低く経費倒れに終わった。この為発想を転換し「真珠の養殖」を最終目的に変え、その過程でアコヤ貝の生態を調べながら貝の養殖をすることで当初の目的が採算的にも果たされる事を計画。wikipedia

研究資金はどうやって捻出していたんだろうと思っていたのですが、なるほど、真珠だけでは博打になるが、貝の身を売ることも堅実な商売方法として考えていたのですね。
ということで、このランチは御木本幸吉が詰まっていました。テーマパークで、テーマの詰まったおいしい食事が食べられるところって意外と少ないんではないでしょうか?

かのディズ●ーランド。店構えは悪くないんですが、肝心のメニューがテーマを意識しているとは言いがたいと思うのですがいかがでしょうか。

細部にこだわりをもつひとが増えて来ていると思いますので、テーマパーク運営の方はもう少し、食事どころが雰囲気を壊したりしていないかをチェックしてもいいんじゃないでしょうか?

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

松阪牛のあみ焼き@伊勢「かぐら」

鳥羽水族館で魚に憧れ、海に突入した